2011年11月18日金曜日

パパの歌

あたふたと仕事し、あたふたと家に帰り、あたふたと寝、あたふたと起き、午前2時。

こんな感じの生活体制が2週に1度、組まれます。ポツネン。




先週の日曜、実家で法事なるものが執り行われ、今の御時世なかなか親戚が一堂に会するなんてことはありませんから、今年の春に山形に帰ってきたワタシにとっては、そこが「帰ってきた・10代目(ワタシは10代目なのです)」初披露となったのでありました。

でまあ、止まらないわ話、注がれるわ酒、聞かれるわ結婚いつなのかで、故人を偲びながらも、ゆるやかに朗らかな雰囲気が形成され、どうも一つ、親戚付合いなんていうものが薄弱している昨今ですが、これからもですね、親戚同士のキズナ、これひとつ束ねて、お互いに頑張って行きましょうよ、平成。なんて話しておりましたらですね。

まーた涙腺ゆるみました。

前にもどこかでお話ししたのですが、ワタシ、映画とかで、絶対泣いてしまうシチュエーション、いわば、ツボ、のようなものがありまして、


【自分より遥かに年上の人の、少年(少女)時代の、平凡な毎日の回想映像】

にめっぽう弱いのです。


クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

というタイトルも中身も超絶に素晴らしい映画がありまして。

この中で、野原ひろし君(しんのすけの父ですね)が、秋田のおじいちゃんの漕ぐ自転車の後ろに乗って、農道を走っていく、というそんなシーンがあるのです。

が、それが個人的にすごくシンクロしまして。

それでひろし君、小さいころ親父と走った農道を、走って通学し、小中高、通い、失恋、経験し、とぼとぼ歩き、大学、行き、故郷を離れ、みさえと出会い、そして、しんのすけ、生まれ、シロ、飼い、ひまわり、生まれます。

こういうの、あまりに弱いんです。

なんというか、自分の知らないところで、こんなことがあったんだなあ、こんなに食いしばっていたんだなあ、というのが、物凄く沁みる体質なんですね。だから、見えない所での努力をけして惜しまない、アイドルやAV女優の生きかたに惹かれるのかもしれません。

そんなわけで、法事、もう親戚もみんな良い年ですから、昔話止まりません。
親父がいないタイミングで、昔の親父の話、母親の話、あーだこーだ、止まらなく、その度に、自分の知らないところで、こんなにもいろんなことが巡り巡っていたんだなあと、僕を生むために、こんな苦労があったんだなあ、みんなの気持ちがあって、大学にいけたんだなあ、色んな出会いに恵まれたなあ、そういやあいつは元気でやってんのかなあ、「…おーい中川ちゃん!DJやろうぜ!ぐすん」などど、じわじわ感動し、泣きそうになるのです。

そんなこんなで、昨今、親になるということがどんなことか、じんわりと考え始めています。というお話でした。


最後に、最近散髪に行った時の、理容師とワタシの超ゲーセワな話をひとつ掲載して終わります。

ひろし君の回想はこちらから↓
http://www.dailymotion.com/video/x5wovw_yyyyyy_music


俺「先輩(理容師)娘さんいま何歳っすか?」

師「もう小4だよ!」

俺「はやー!まじっすか!」

師「4年間も都会いたんだもん、そりゃ驚くわな」

俺「でもさすがに小4てびっくりっすわ」

師「しかし最近ちょっとエロくなりだして困ってる」

俺「・・・どういうことすか?」

師「なんか最近股間を枕とかに擦りつけて、気持ちいいのかそのまま寝てるんだよね」

俺「それ2次性徴終わりかけのころにこっそり始まるやつですよ。見ちゃってどうすんすか。」

師「でももう2年くらいの内に、生理始まって、毛生えてって考えると、すげー色々ね」

俺「複雑ですか?」

師「複雑ですよね」

俺「そうですよね」

師「いやはやね」

俺「でもまあ、今からオナニーしてんすから、監視しなきゃ駄目ですよヤリマン化現象」

師「いやーそれは怖い!」

俺「どうします?『○○さんちの娘、ヤリマンらしいよ』なんて聞こえてきたら」

師「ハゲるね」

俺「ハゲますか」

師「でも俺最近言われたの、友達に」


「お前が若いころ女の子にしてきたことが、そのままお前の娘にされるんだよ。だからお前には女の子生まれたの。そこでお前は複雑な心境になんの。でもそれはかつてのお前の彼女の親父さんの心境と同じなの。そうやってうまく世界は回ってんの。」


そういうと、スペシャルなヤンキーだった理容師先輩は、ヤニまみれの歯をチラつかせ、ニタニタしながらデミタスコーヒーを口に含み、こう言ったのでありました。

師「でもいいもんだよ。子供。いるだけで。」

・・・世界がちょっと開けた気がしました。